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- 作者: 境敦史,黒岩誠,小貫悟
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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「心理学」ってなんか抵抗があった。
心を「科学する」ことの意味がよくわからなくて。
哲学は役に立たないけど
心理学は治療とかも出来て役に立つ
みたいに思われてる気がする。
一般的に。
(えっそんなことない?!)
エリクソンの項が一番おもしろかった。
「早期完了」
早期完了は、その人にとって、子供のころなどに権威があり、同一視した人物の役割や
価値観をそのまま取り入れることに基づいたコミットメントを意味していますが、
アイデンティティ達成は、自分自身で選択肢をよく検討したうえでのコミットメントを意味しているのです。
早期完了とアイデンティティ達成は、外から見える行動では同じように見えるのですが、その心理的な成熟の状態において大きな違いがあります。
早期完了の人は、どこかで挫折したときに立ち直りにくいというもろさを抱える危険性があります。
だそうです。
こういうメッセージを聞くと、私の場合真っ先に思い浮かべちゃうのが
秋山兄弟
なんです。
当時の日本人は明らかに「早期完了の人」だったけど、なんで日露戦争に勝てたのか
って、ずっと不思議です。
去年の9月に箱根で夜な夜な「地域再建」みたいな話をした。
どこの地域も、独自色を出して自立していくことを目指しているけど、
うまくいってる地域なんてほとんどなくて、
「自由にやれよ」
っていうよりも、
「あなたの地域では○○で復興してください」
みたいな”枠”(言い換えれば目標)を与えた方が
実はうまくいったりして
とかいう世の中の規制緩和の流れとは反対方向にいく結論に落ち着いて
笑って、大量のアルコールとともに眠った記憶。
あー親知らずが痛い・・・。