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- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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「簡単に読めそうな小説はないものか」
と特に深く考えず、桜木町の駅付近の売店で買った。
が、結局
これまでの人生でベストスリーに入る本になった。
レビューかくの難しいな。
登場人物の心情とか、説明とか、そういう「抽象的な表現・概念」の部分に共感することはよくあるんだけど、
この小説は、そうじゃなくて
登場人物の台詞とか行動とか「具体的な」部分でなぜかめちゃくちゃ共感してしまう。
別に、自分と同じ状況だから、とか、そういうわけじゃ全然ないのに。
とりあえず、しばらく封印する。
好きだからこそ封印したくなる小説。
そして10年後くらいに
もう一度この本を手にとって
「あぁ〜あの頃の私はこういう小説に感動してたんだ」
って鼻で笑いたい。
それができたら幸せだなぁ。